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スポット名:南沢疎水道
  (みなみざわそすいどう)
国指定史跡
場所:南沢町 [地図で確認]
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解説

元禄4年(1691)から4年10ヶ月の歳月をかけて、数万の人足がタガネとツチだけで掘りぬいた金山の排水坑道です。金山が掘り進められていくと、坑道は地下深くに達し、坑内作業は湧き出る地下水との戦いでした。地下水で坑道が埋まる事もあり、排水を外に流すために、金山の割間歩を起点に南沢まで497間(約1キロ)の排水坑道を掘る、大工事でした。坑道の形は、天井が山型で底辺をいくぶん広げた「将棋の駒」の形に仕上げてあります。1キロメートルの坑道を6ヶ所から同時に掘り進めるという「迎い堀り」という画期的な工法を取り入れ、当時の測量技術の高さが伺えます。坑内から湧く水は、この坑道を伝って今も日本海に流れ込んでいる。

工事を計画したのは荻原重秀奉行、振矩(測量)師は、静野与右衛門で、この疎水道が完成したおかげで、排水の作業が軽減されて金の収量が増え、金山は再び活気を取り戻したといいます。